「冷やし中華、始めました」(違

―　ボロアパートの一室。





「お父さん、お父さん！」


「ん？どうしたエレナ」


「アタシ、日記始めることにしたんだ♪」


「夏休みの宿題か？」


「ち、違うよ！それとは別の日記！」


「な…っ！？…待て待て。ってことはだぞ、エレナの日常が他の男の目に晒されるって事で…
どこの馬の骨とも知れん男にエレナが狙われるって事で………いっ、いかああああああん！！」


「(吃驚)」


「宿題ならまだ我慢がきく！し、しかし個人的な日記だなんて俺の可愛いエレナが他の男に見られるじゃないか…！(ワナワナ)
だめだあああああ！パパは許さんぞおおおおおおお！！」


「妄想はげしすぎるんだよ…！それに、そんな事ないから大丈夫だもん」


「何言ってるんだ！俺がどれだけ周りの男共に罠を張ろうと奮闘してることか…っ」


「奮闘しなくていいから！」


「エレナはパパのだもん！(どーん)」


「……」


「無視はパパさみしいな」


「とにかく、始めるから(どきっぱり)」


(スタスタ…)



「ああ、ラディ…エレナはお前に似てとっても真っ直ぐな子だよ(涙キラリ☆)」